2026.04.17
「戦争が止めるのは、人の流れではない。資材の流れだ。」
いま、不動産業界の裏側で静かに、しかし確実に起きていることがあります。
それは、“建てられない時代”への移行です。
世界各地で続く紛争や地政学リスクの影響により、
ユニットバス、断熱材、鋼材、塗料――
あらゆる建築資材の供給が不安定になっています。
これまで当たり前のように「発注すれば届く」ものが、
いまや「いつ届くかわからない」ものに変わりました。
■ 建築費は、もう下がらない
結論から言えば、建築費は構造的に高止まりします。
理由はシンプルで、
・資材価格の上昇
・物流コストの増加
・人手不足(職人の減少)
この3つが同時に進行しているからです。
特にユニットバスや設備機器は海外依存度が高く、
為替と戦争のダブルパンチを受けやすい領域。
一度上がったコストは、簡単には下がりません。
これは「一時的なインフレ」ではなく、
構造的なコスト上昇です。
■ 価格は“転嫁”されるのか?
では、そのコストは誰が負担するのか。
答えは明確で、最終的には市場が負担します。
新築価格は当然上昇し、
それに引っ張られる形で中古価格も底堅く推移する。
つまり、
「建てられない → 新築が減る → 既存不動産の価値が上がる」
というシンプルな構造です。
特に都心の優良立地では、
供給減少=希少性の上昇となり、
価格はむしろ“選別的に上がる”局面に入っています。
■ 今、投資家が見るべきポイント
この環境下で重要なのは、
「安く買うこと」ではなく「失われない価値を持つか」です。
・立地の強さ(都心・駅距離)
・代替困難性(再現性の低さ)
・賃料の持続力
建築費が高騰するほど、
“既にそこに存在している不動産”の価値は相対的に上がります。
■ EXEELとしての視点
私たちは、単なる物件ではなく、
「人生まで語れる一邸」を扱っています。
だからこそ、
短期的な市況ではなく、
“10年後にどう評価されるか”を見ています。
建てられない時代は、
“選ばれた物件だけが残る時代”です。
その中で、どの不動産を持つか。
それが、これからの資産形成を大きく分けていきます。